サブタイトル:自分を変えるのに頭も根拠もいらない
●STEP1:「なりたい自分」になるには頭も根拠もいらない
ルール1:頭はいらない
・to do リストはタスクを3つに絞る
・新しい行動をどんどん増やしていく
ルール2:根拠はいらない
・「原因論」ではなく、「目的論」で考える
・ 未来の自分は今の自分の行動が作る
ルール3:希望はいらない
・街で出会った美女に目を逸らされた場合
・とにかく行動することが、あらゆるネガティブな感情を排除する
●STEP2:人生が劇的に変わる!7つのスイッチ
スイッチ1:時間
・早起きをする
⇨朝起きてからの2時間
・就寝前
⇨寝る前の3時間の習慣や行動を見直す
スイッチ2:言葉
・自分の口癖を把握してポジティブな言い方に変える
⇨携帯の予測変換や議事録の録音などを利用
スイッチ3:友人
・無意識に友人の望む姿に変わっている
⇨付き合う友人は選ぼう
スイッチ4:モノ
・モノのコレクションは種類を絞ろう
⇨自分の未来を想像して「そこに持って行きたいモノかどうか」で判断
スイッチ5:環境
・環境が常に変わるシステムを作る
⇨引っ越しなど
スイッチ6:外見
・一番面積の大きいところから変えよう
⇨「服の色」「顔の周り」
スイッチ7:食事
・食事の回数とボリュームを見直す
●STEP3:潜在能力を最大限に引き出す!5習慣トレーニング
第1週:「今の自分」をA4の紙に書き出す
⇨書き出した行動を実行していく
第2週:「新しいこと日記」をつける
⇨どんなに些細なことでもいいので「新しいこと」を日記につける
第3週:「めんどうくさい」を行動のサインにする
⇨条件反射的に「めんどうくさい」と言う感覚を行動のサインにして行動する
第4週:「超恥ずかしいこと」をやる
⇨「はずかしさ」に慣れることで変化への恐れがなくなる
第5週:敵を利用する
⇨「こいつを利用してどういうふうに利益を上げてやろうかと考える」
所感:
人間は誰しもが常に変わりたいと願いながらも、それを実際に行動に移せないものである。
もれなく自分もそのうちの一人である。本のタイトルはシンプルである。
ー「ポジティブチェンジ」
この言葉が自分にぴったりであると感じたのが第一印象である。なぜそう感じたのかというと、一言で言えば自分は「ネガティブ」な人間だからである。厳密に言えば「ネガティブな人間だった」という方が正しいかもしれないが。メンタリストのDaiGoといえば、心理を利用した「トランプ当て」でよくテレビ番組に出ていた印象が強い。しかしそれがいつしか「副業」的な立ち位置になり、コンサルタントや本の出版などの仕事がメインとなっていったと本書でも言っている。自分も本書を読みながら、こんなに的確に人の心理や行動について書けるんだなと感心をしてしまった。
本書はタイトルの通り「ポジティブチェンジ」をするための方法を順序立てて、自身の体験談を交えながら書かれているので、とても自分の中に入ってきた。最近読んだ「嫌われる勇気」の中でも基本的な考え方に挙げられている「原因論」と「目的論」が基となっている。最近よく出てくるのですっかり自分の中にも染み込んできた。本書で特にハッとし、自分でも最近実践していることは朝起きてからの行動についてである。
学生時代から、学校に到着するのはいつも誰も居ない早い時間帯であった。誰もいない教室はなぜか優越感があって充実した気分になるからである。その経験もあり、最近では会社の出社も意識的に30分早く着くようにしている。会社への通勤は1時間弱と長いため、その時間を利用して本を読んだり、TOEICの勉強をするようにしている。朝起きてからの行動を詰めることにより、より仕事にスムーズに入れるようになってきた。また、朝早く起きるようになってから、就寝時間が早くなり行動に変容があった。結果的に余計なことを考える隙間が少なくなり、心に余裕が出てきた気がしている。これ以外にも自分が実践できていないがこれから実践して行きたいと思ったのは「新しいこと日記」である。これを継続していけば自然と日記を書くために「新しい行動」をする習慣がつき、行動が変容していくと思うので、今日から実践して行きたいと思う。そしてこの新しい行動をしようとする意識が、いつしか自分のなかで「無意識」に変わっていけばいいと願っている。